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————————————————————————————————- このコンテンツはダイレクト出版の社員に向けて書かれたものです。 ————————————————————————————————- From:小川忠洋 高給取りのサラリーマンと高給取りの経営者だと 圧倒的に高給取りのサラリーマンの方が太っ腹で 経営者の方が厳しいらしい。 理由は簡単だ。 経営者は常にこの会社が 「なくなる」「潰れる」時のことを想像している。 おれだって、この会社が潰れることを考えないことはない。 サラリーマンはなかなか、その日を想像できない。。。 ところが、経営者だろうが、従業員だろうが、 実は同じリスクの上で仕事をしている。 会社が潰れれば、職を失うのは経営者だけではなく、 全従業員が職を失う。 ただ、立場上、そのリスクが見えにくくなっているだけだ。 だから、自分の職がなくなる日ってのが実際に存在して、 いつ来るかも分からない。。。 もしかしたら、意外に早く来るかもしれない。。。。 という恐怖心は常に持っておいたほうがいい。 それはつまり、市場で価値ある人材になるために 日々自分を磨くということを促すだろう。 結局のところ、将来安泰なのは、能力のある人材だけだ。 有能な人材は、どれだけ不況でも、会社が潰れても、仕事に困ることはない。 会社が自分の職を保証しているのではなく、 自分の能力こそが自分の職を保証している。 これを忘れてはいけない。
————————————————————————————————- このコンテンツはダイレクト出版の社員に向けて書かれたものです。 ————————————————————————————————- From: 小川忠洋 「文書」によるコミュニケーションを増やしていかなければいけない。 組織の人数が増えると、口頭によるコミュニケーションというのは効率が悪くなるし、 後で「言った言わない」の不毛な話も増える。 そして最も重要な事は、文書化する癖をつけると 「頭が良くなる」(笑) という点だ。 書くと言うことで、頭の中にあるもやっとした情報を整理して、論理的にするので 自分の考えを明確にするのに役立つ。 こうした事を習慣的に繰り返していると、思考力がついて頭が良くなる。 ※ だからメルマガ書いたりすると、頭が鍛えられる。実際。 ー そういう意味ではゴーストライティングをさせてもいいな(独り言)。
From:小川忠洋 レポートを書くというのは、一見、時間のムダじゃないか? という風に感じるかもしれませんが、全くそんな事はありません。 ほとんどの人は自分の考えは正しく、理屈が通っていると思っています(ぼくも含め)。 そういった考えというものは、頭の中にぼやーっと存在しています。 しかし、一旦それを人に説明するとなると、全然、論理的じゃない、 あるいは、そもそも説明できないなんて事がよくあります(ってかほとんどです)。 あなたもこんな経験ありますよね? 何かの本を読んで、内容が分かった。 と思っていても、人に聞かれて、説明しようと思ったら、しどろもどろになって、 あれ~~~??? みたいな。 これは、自分の考えがまだまとまってない証拠です。 それを文書化すると、 自分の考えに足りない部分とか、 論理が飛躍している所とか、 そういう事がよく分かるのです。 人間の思考はイメージでするのではなく、言葉でします。 言語化することによって、その考えは、論理的な考えにすることができ、人に伝える事ができます。 こういった「論理的思考力」ロジカルシンキングというスキルは、仕事でめちゃくちゃ重要です。 論理的思考力が高ければ、仕事をする上でも、間違った判断をする確率が減ります。 職種が上流に行けば行くほど、とても大切です。 そして、この手のスキルは、いくら習っても、自分でやって経験するより上達する方法はありません。 なので、今のうちから、何度も何度も、こういう稽古をしておけば あなたがもっと大きな仕事をする時に、とても役立つわけです。 なのでレポートを作らせているのは、ただ単に情報共有が目的ではなく、 各人の論理的思考力のトレーニングも兼ねています。 これが度が過ぎて、レポート作成ばかりで実務が全くできてない、、、 となれば本末転倒ですが、現状のウチでは、まだまだ足りない!状態です。 なので、自分の意見や考えを文書化する事は、練習しておいて損はありません。
From:小川忠洋 今までウチは報告書やら稟議書、始末書、レポートやら社内文書を軽視する傾向がありました。 しかし、これからはそれを改めなければいけません。 なぜか? 理由は簡単です。組織の人数が少なければ社内文書の価値は低いですが、 (3人が読む文書は口頭でよくね?) 組織の人数が多くなればなるほど、社内文書の価値は高くなるからです。 (100人の人に同じ事を毎回毎回喋るより、書いて渡した方が早くね?) そして、会社全体としてもそうですが、事業部単体でも、どの事業部も人数が増えてきています。 人数が増えないと、事業規模も大きくなりません。 繰り返しになりますが、人数が増えれば、コミュニケーションが重要になってきます。 コミュニケーションには口頭のものもあれば、文書のものもあります。 しかも、ウチの仕事文化は、けっこう自由な感じです。 事業部では特に、毎日メンバーが会社のデスクで顔を合わせるというような事はありません。 なので、実はウチみたいな会社にとっては、文書でのコミュニケーションというのが非常に重要になってきます。(リモートワークで有名なある企業では採用基準に文章力が問われるそうです。) もう一つ。 こちらはビジネスガイドにも書いてありますが、レポートを書く、何かをアウトプットするというのは、その人の「思考力」がそのまま出てきます。 考えの浅さ、視点の狭さ、論理の弱さ、こういった事がモロに出てきてしまい、自分では分かってるつもりだったが全く分かってなかった。みたいな事が往々にしてあります。 なので、文書でアウトプットすると言うことは、自分の思考をより明晰にできて、さらには思考力を鍛える事ができます。 文書を読むと、その人の潜在力がよく分かります。 なので、文書によるアウトプットをより良くする事ができれば、イコールあなたの能力アップにもつながります。 ※ ちなみに世界一のマーケティング会社では1Pメモという文化があり、メモを書くための研修やOJTがありますw なので、これからあなたの、アウトプット力をどんどんupさせるというのは一つの大きな課題になります。 それもあって、今、社内研修で、ぼくやマネージャーだけでなくメンバー同士がプレゼンや発表をする機会を増やしています。大きな目的は教え合う組織文化をつくる事ですが、もう一つの隠れた目的は本人の能力アップです。 なので最終的には全員が何らかのプレゼンをできるレベルに持っていきたいです。 そういう訳で次の会義では、良いレポートを期待しています(笑)
From:小川忠洋 事業部門合宿では、みなさんにプレゼンをしてもらうわけですが、ねらいは2つあります。 1. 上手くいってる事例の共有 2. 各人のプレゼン力のup 上手くいってる事例を部門間で共有するのは、説明の必要もないと思いますが、イノベーションの種がいろいろ見つかるので非常に重要です。そもそもDirectPublishingGroupが、昨年、全部門で業績を伸ばせたのは、事業部門合宿での事例共有から新しい戦略を見いだしたのが、最初のきっかけでした。 もしこれをやっていなかったら、間違いなく業績はこれほど上がってなかったろうし、まぁ色んな事がまったく今と変わっていたでしょう。 もちろん、毎回、毎回、優れたイノベーションの種が見つかるとは限りません。 ぶっちゃけ不作な回もあるでしょう。 しかし、1個みつかっただけで会社が変わるくらいのインパクトがあるわけですから、数年に1回いいのが見つかる・・・くらいでも十分、価値があると言えます。 ここで重要な事なんですが、イノベーションの「種」と言いました。それには理由があります。 どんなイノベーションも、最初っから「こうやれば上手くいくよ!」と言った出来上がった状態では、見えないし、誰もそんな風には教えてくれません。 エサをもらうひな鳥じゃないんですから、イノベーションは教えてもらうのを待っていてはだめで、主体的に見つけにいかなければなりません。 つまり、どういう事かというと、他の部門の人のプレゼンの中に、 自分の仕事を改善するヒントはないだろうか? 自分の仕事を「無意味にする」ようなインパクトのある事はないか? という事を意識的にプレゼンを聞きながら探していかないといけないわけです。 プレゼンと言うと、なんか受け身で、プレゼンターがいろいろ教えてくれると思いがちですが、それは大間違いです。だからこそ、同じプレゼンを聞いても、圧倒的な成果を出す人と、いい話きいたで忘れる人の違いがでるわけです。 「種」を見つけたら、そこから「仮説」を導きだし、テストをしてみます。 種から仮説に持っていくためには、きちんとした事実、数字が見えてないとなかなかできません。 うまくいった!たくさん売れた!では、種にも見えないし、仮説も立てられません。 (まぁ最近はなくなってきましたがねw) ちなみにこういう事をやるためには、日頃から「事実に基づく判断」というベーシックスに基づいた、思考・判断・行動をしている必要があります。 ウチはダイレクトマーケティングの会社ですから、数字に弱いなんてのは、まぁありえないわけです(笑) ー冗談半分・本気半分ですwー ※ 自分が数字に弱いなぁと思う人、安心してください。ダイレクトマーケティングは、数字と心理です。 心理の方が強ければ、数字が見れなくとも大丈夫ですからw もう一つ、各人のプレゼン力upという事ですが、、、プレゼンというのは恐らく、これからとても重要なスキルになりますし、かなり重宝します。たとえばセールスにも役立ちますし、コンテンツ提供にも役立ちます。 そして、Slideshare.netというものがあるくらいで、プレゼンというのは、WEBの教育というか、コンテンツ配信でかなり、付加価値の高いフォーマットです。 なので同じ内容でも、ただの文章よりも、それをプレゼンにしたものの方が圧倒的に「価格」や「知覚価値」があがります。 おそらくこれは商品製作において、非常に重要なポイントになると個人的には思っています。 将来は学校の授業も、パワーポイントやキーノートで行われる可能性は大です。 (実際、ハーバードとかの授業をiTunesUで見ると、プレゼン形式になっています。) つまり、セールス・マーケティングにもプロダクトにも、両方使えるのが、プレゼン力なわけです。 セールス・マーケティングとプロダクトというのは事業における2大要素ですから、そのどちらにも使えるプレゼンテーションというのはどれだけウチにとって重要なんだ!という話です・・・ そしてプレゼンのもう一つ良いところは「緊張する体験ができる」という事です。 もちろん、緊張する仕事なんて誰もしたくないのは分かります。嫌ですよね。 しかし、緊張する体験、仕事がないと、人は成長しなくなります。緊張するような仕事があれば、それに対して、準備もいろいろしますし、本番で緊張しながらそれを体験するのは、とてつもなく強く脳を覚醒します。 一方で、毎日毎日、全く緊張しないそんな機会がないという状態だと、脳の機能は必要ないので眠ってしまいます…なので意図的に緊張するような仕事を組み込んでおいた方が、成長できるというわけです。 長くなりましたが、そんなわけで、大切なイベントですから、楽しみですね。
From:小川忠洋 ここのところ、研修でよく話す話があります。それは「学習の3つのレベル」という話です。 これはアンソニーロビンスのポッドキャストかなんかで聞いたんですが、非常に納得できるものだったので、みんなにもシェアしたいと思います。 学習には3つのレベルがあると。 1つは知的レベル intellectual。 これは要するに、その情報や技術を「知識として知っている」かどうかというレベル。 2つ目は感情的レベル Emotional。 これはその情報や知識に感情が紐付いているかというレベル。つまり、知覚が強く、鮮明に覚えてるレベル。 つまりは、経験として学んでいるということじゃないかなと思います。。 3つ目はフィジカルなレベル Physical。 フィジカルってのは体で覚えてるってことで、要するに、それが自分の体で「できる」「再現できる」ってことです。例えば、スパゲッティナポリタンの作り方を知っているのと、それが実際に作れるのの違いですね。 どんな分野にせよ、学習にはこの3つのレベルがあるそうで、それから言えば、「知っている」というのは、もっともレベルの低学習だと言えるわけですね。 まぁ、知らないよりはマシなんですが、ほとんどの人は「知っている」というレベルで学習を止めてしまうわけです。。「これで完了した」と思ってしまうので。 しかし実際には、それは入り口に過ぎず、単にナポリタンのレシピを一読したにすぎないわけですね。 (思い出すことすらできない。) そして、この程度の学習レベルでは、どれだけたくさんの物事を知っていても、評論家やコンサルタントでもない限りは、あんまり意味がないわけです。 ぼくら実務家はフィジカルに「できないと」意味がありません。 ヘッドラインを書くっつったって、ヘッドライン講座を見れば大体、セオリーはわかります。 でも、本番で良いものを書ける人は、フィジカルな練習を繰り返し積み上げてきた人だけで、そんな人は、全体の数%もいません。 研修でも言いましたが「わかった」「知ってる」には大した意味はありません。 大切なのはそれが自分の力で「できる」ようになることで、実際にフィジカルに「できる」から、仕事ができて顧客に貢献できて収入も上がるわけです。 口だけ番長にならないように気をつけてくださね(笑)