ブログ
————————————————————————————————- このコンテンツはダイレクト出版の社員に向けて書かれたものです。 ————————————————————————————————- 4月になった。 春になった。桜が咲いた。 4月といえば、 新しい年度のスタート。 そして、なんだか 今さら感がハンパないけど、 2018年4月に改めて社会人として 13名が入社してくれた。 いやぁ、、、ほぼ全員が 前からバイトしてたり 社員化されてたりするので、、、 なんとも今更感がハンパないが、、、 おれ的には、やっぱり今までは 学生という感じがあったので、 100%社会人になるってのは、 ちょっと改まる感もある。 これでやっと、 「学生だから」学校あるから… みたいなエクスキューズがなくなり、 プロとして仕事をどんどん任せていけるな! って感じ。 てか、みんな卒業したのが、 先月なのか(^^ゞ なんか違和感すごいわ。 何はともあれ、 ウチに入社してくれて ありがとうm(_ _)m ご存知のとおり、 ウチはかなり採用で絞っているから、 みんな、かなり ポテンシャルの高い人たち ばかりなんだよね。 そういう意味では、 他にいくらでも選択肢があった中で ウチを選んでくれたのは、 本当に嬉しい。 (みんながバイトだった時期に、人事から 「あの人、ウチに決めたみたいですよ」 って言葉をもらった時の 嬉しさったらなかったんだよね。) 改めてよろしく♪ 言うまでもないけど、 これからみんながやる仕事ってのは、 人生賭けてやるもの。 ワークライフバランスで、 仕事はそこそこにして プライベートを充実させたいって人は、 ほぼいないと思う。 ウチに入るようなみんなは、 ワークこそがライフであり、 仕事を通じて自分を成長させ、 仕事を通じて他人に貢献をし、 仕事を通じて人生の質を 高めていくんだと思う。 それに応えるためにも、 成長できる環境や、 やりがいのある チャレンジを創り出して、 「ここで働いていて良かったな」 と思えるような環境・時間を作るのが おれの仕事だと思う。 これからの会社を作っていくのは、 おれとか先輩だけじゃなく、 あなたが中心だ。 実際、これくらいの規模の会社だから、 一人一人のパフォーマーの インパクトはとても大きい。 一人が新しい戦術、 戦略を生み出すかもしれない。 一人が素晴らしい商品を 作るかもしれない。 一人が仕事のやり方を 根本から変えるかもしれない。 それが、今後のDPG (ダイレクト出版グループ)全体 にとっての基準になるかもしれない。 おれの一つの夢というか目標は、 10年後、20年後に 「あーここで働いてて良かったな」 と誇りに思えるような 組織をつくること。 おれの人生は ここに費やして正解だったな …と思えるような 組織や事業をつくること。 でも、それは おれ一人でできるものじゃない。 みんなの力でやらないと実現できない。 今年入った新人だけでなく、 既に活躍している みんなの力を借りないとできない。 10年後20年後の会社は、 今居るみんなで作っていくものだ。 今居る一人一人で作っていくモノ。 最高の傑作を一緒に作ろうぜ!
————————————————————————————————- このコンテンツはダイレクト出版の社員に向けて書かれたものです。 ————————————————————————————————- From: 小川忠洋 先日、東京で インターンに参加した時のこと。 参加者の学生たちから質問を受けた。 その中で、おもしろい質問があった。 「DPは デジタルマーケティングやってるから 顧客から遠くて、顧客と接する機会が 少ないように思う。 一方、コンサルみたいな会社は 顧客と接しているから、 顧客への貢献実感が持てて、 いいんじゃないかと思う。 その辺、どうですかね?」 と、なかなかセンスの良い質問をしてきた。 選考を経て参加してもらっているから、 やっぱり、普通の学生とはひと味違うなぁ~ なんて思った。 多分、これって、 みんなも考えたことあるんじゃないかな? 特に、新卒から入った 一年目、二年目の人は、同じような事を 考えたことがあるんじゃないかな? 「コンサルみたいな仕事の方が 顧客と接してて貢献実感が持てるかも…」 みたいな。 ……… アホか! その学生にも同じことを答えたんだけど、、 基本的に、全ての仕事は 顧客に対してやるものだ。 顧客に対して貢献をするのが仕事。 われわれはみんな、形は違えど、 仕事というサービスを顧客に提供している。 なのに、「顧客が見えない」ってのは、 その仕事の問題ではなく、 それをやる人間の問題なんだよ。 どんな仕事も 顧客に対する貢献であるから、 どうすれば貢献できるか? という事を考えれば、おのずと 顧客の事を深く知らないといけない。 顧客の本当に求めているものは何か? 顧客が困っている事は何か? 悩んでいる事はなにか? 顧客はどんな日常を過ごしているか? という事を徹底的に考えないといけない。 もちろん、考えているだけでは、 答えはいつまで経っても出ない。 だから顧客に直接、聞かないといけない。 会社の中でパソコンの前に 引きこもっているのではなく、 「社外に出て」 顧客に顔を合わせないといけない。 そういった活動をしていれば、 「顧客が見えない」なんて事はない。 分かるだろうけど、それは 「見えない」んじゃなくて 「見てない」だけだ。 仕事がデキる人は、 常に顧客の反応を気にしている。 ウチの商品が、 顧客のニーズを満たせているか? 満足してもらっているか? 不満はないか? 改善点はないか? 自分のやった仕事の成果はどうか? 顧客にしっかりと貢献できているか? そういう情報を常に、集めている。 意識しなくとも、仕事のデキる人は 無意識に集めている。 だから、貢献実感が感じられない、、、 なんて事はない! あり得ない! 仕事がデキる人ほど、顧客を見ている。 だから、自分のやった仕事によって、 顧客が喜ぶ姿を見ている。 そして自分の仕事の価値を感じる。 結局のところ、 「顧客が見えないのは、 その仕事の問題じゃなく、 その人間が怠慢なだけ」 とその学生に話した。 今までの話を聞いてみて、 みんなも分かると思うけど、 顧客の事を気にかけるのは 「仕事の種類」の問題ではなく、 「その人の意識」の問題というか、 つまるところ、その人間の 仕事の基準の問題じゃないか。 もっと良い仕事をしよう。 もっと顧客の役に立てるようになろう。 という仕事の基準、 意識の問題じゃないか? 人によっては、 どうすればもっと良い仕事ができるか? どうすればもっと貢献できるか? と日々、日誌を書いて、自分を振り返り、 新しい知識を学ぶために、 常に読書をして、 技能・技術を身につけるために 日々、鍛錬をしている。 人によっては、 そんな事など考えず、ただ漫然と、 日々のプロジェクト、 日々のタスクをやっている。 ウチに働くみんなの中にも、 実際に、この2つのタイプがいる。 ウチの評価方針で 「仕事は評価するが、作業は評価しない」 というのがある。 どんな業務も「仕事」として 取り組むこともできれば、 「作業」としてやることもできる。 それは、今、話した、 顧客に対する観点を考えても 納得できるんじゃないか? 広告出稿だって、 顧客の事を考えなければ、 顧客に対する気遣いがなければ、 ただの「画像選び」という作業になる。 カスタマーサポートだって、 顧客に対する気遣いがなければ、 ただの「処理」になる。 (処理されたい顧客なんて 一人もいないよね。) どんな業務も、どんな職種も、 それをやる当事者によって、 崇高な仕事にもなる、 究極言えば、芸術レベルにもなる。 一方で、当事者によって、 ロボットでもできる作業にもなる。 仕事ってのは不思議なもんだな。 「アホか!」 と、最初に言ったのは、 もし、あなたが、 今の仕事に対して 「貢献実感が感じられない」とか 「顧客との距離がある」とか 「コンサルみたいな サービス業の方が顧客と近い」 などと考えているなら、、、 問題は、その仕事にあるんじゃなく、 オマエの頭の中にあるんだよ! という事が言いたかった。 そういう意味だw コンサルのようなサービス業だって、 営業職だって、 顧客と毎日接していても、 心ここにあらず、 顧客の事を理解しようとせず、 ただただ、日々の 与えられた業務をこなしている… という人はたくさんいる。 そして、日々、疲れて家に帰る。 どんな仕事も人が創る。 人が仕事のレベルや概念を変える。 自分の仕事の姿勢を振り返ってみよう。 どうすれば顧客にもっと貢献できるか? よく考えて日々のタスクに取り組もう♪
————————————————————————————————- このコンテンツはダイレクト出版の社員に向けて書かれたものです。 ————————————————————————————————- From: 小川忠洋 自由と責任。 これがウチの文化であることは 今更、説明するまでもない。 これに関して、いまさら、 みんなも新しく聞くことなんてない って思っていると思う。 自由と責任、その文化がみんなの働き方、 っていうか身体に染みこんでると…… 待てよ。 ホントにそうか? 最近、時々感じるのが、 自由と責任の「自由」の部分は みんなに伝わっているけど 「責任」の方は、実際、どーなんだろう? ということ。 ウチには「責任を果たす心構え」を 持った人は、たくさんいる。 てか、ほとんどの人が、そうだと思う。 それはそれで素晴らしい♪ でも、「責任を追及する」文化は、 とても薄いように感じる。 ここで言う、「責任」とは、 「実行責任」と「説明責任」を言う。 「達成責任」ではない。 つまり、何かの仕事をやって、 何かのプロジェクトをやって、 そこで設定した目標を、是が非でも 絶対に達成しなければいけない、、 という事ではない。 それに対して、「実行をする」こと。 つまり、与えられた仕事を しっかり果たすことへの責任。 それから「説明責任」とは、端的に言えば、 自分の行動を説明すること、 それから自分の持ってる情報を伝えること、 に対する説明責任。 もっと端的に言えば、例えば、 とある目標なりタスクなりを設定したら、 それが達成できなかった時 「なぜ、達成できなかったか?」 実行できなかった時 「なぜ、実行できなかったか?」 を追求する文化が薄い… 一見、これは上司が部下を 詰めているように見えるので、 部下の立場からすると、 ちょっとイヤな経験かもしれない。 けれども、 本質は何も詰めているワケではなく、 「原因を探求」しているわけで、 その原因があるのなら、 「次回はどうするか?」という事に 活かすことができる。 それが薄いってことは、ウチでは、 問題の原因をほったらかしにして、 行動・行動・行動っていう スタイルになっちゃってる って事じゃないか? (なんかコレってバカっぽくね?) これは、あるブランドマネージャーから 聞いた話だが、(彼の元では人が育つので、 「何をやってるの?」と聞いた) とにかく「なぜできなかったのか?」 という事を追求していると。 つまりは、説明責任を追及しているようだ。 部下にとってはそれは、決して 心地よい時間ではないけれど、結果的に、 どんな「要因」が良くなかったのか? 次はどうやればいいか? というのが分かってくるんじゃないかな。 本当に良い上司は 部下から好かれる上司じゃない。 部下から尊敬される上司だ。 さぁ、みんなも 「説明責任」について考えてみよう。
————————————————————————————————- このコンテンツはダイレクト出版の社員に向けて書かれたものです。 ————————————————————————————————- From: 小川忠洋 先週の三連休は、 福岡で速読研修に参加した。 こないだウチの社内研修に来てくれた フォーカスリーディングね。 企業研修なんかも よくするみたいなんだけど、 ヤバいんだって… 何がヤバいって、 大企業なんかで研修すると、 本を年間1冊も読んでない人が、 な、な、なんと8割もいるんだってよ。 残り1割も、年間、1~2冊だとか。 「え?通勤時間とかは?」 そりゃ、もちろん、みーーんな スマホゲームやってんだとよ_| ̄|○ おいおい。40、50代の 社会人がそれでいいのかね? と、残念な現実に衝撃を受けた。 さらにさらに、 その読んでる1冊ってのも、 軽〜い感じの薄っぺら~い本。 それでいいのかね!? そーいや、寺本さんが 大手システム会社に勤めてたとき、 ホリエモンの本を読んでる人が 「勉強家」と呼ばれていたとか、、、 それでいいのかね!? いやぁ~ 日本の将来に危機感を覚えてしまう。 このままだと日本人がバカになるぞ。 ネットがあるからいーやん。 とか思ってたら大間違い。 本を読むのとブログを読むのは 天と地ほど知性のレベルが違う。 本は膨大な情報を論理的、 体系的にまとめているが(例外もあるw) ブログやネットの記事ってのは、 基本的には断片情報にすぎないので、 いくら集めたって 体系的な知識が身につくことは、 ほぼないし、 細切れみたいな情報ばかりだから、 論理的思考力が全然磨かれない。 だから、本を読まないとダメだぞ! てか、こんな話を聞くと、 ウチももっとがんばらないと いけないなーと思った。 採算度外視で 良い本をガンガン出したいなぁ~ 良い本を読むことの喜び、 新しい知識に出会った時の喜びを もっともっと伝えていきたいなぁ と思った正月だった… がんばろ。 PS: 速読研修、素晴らしい研修だったので、 全社導入しようと思う…
————————————————————————————————- このコンテンツはダイレクト出版の社員に向けて書かれたものです。 ————————————————————————————————- From: 小川忠洋 先週、久々にピザを食べた。 と言うのも たまたま会社に遅くまで残っていたら、 プロダクト企画部の人たちが 翌日のリリースを控え、 徹夜覚悟で頑張ってるらしく、 ピザが届いた。 こうやって夜遅くまで みんなで1つのプロジェクトを やり遂げるのってなんかいいよね。 おれは最近そういうのがないから ちょっと懐かしいw ピザを食いながら、 そこにいる人たちの ギャップが新鮮だった。 プロダクト企画部のA氏が 港区の女子と遊びたい的な (来年1月、品川にオフィス開設予定) 浮かれたことを言ってるなか、 たまたま別事業部のO氏がいて、 彼が担当するクライアントから 日本の将来についての話を たくさん聞いて絶望していた。 2019年に消費税が 10%に上がって さらに残業代の総量規制が始まって 日本経済が沈没すると… 一方では明るい未来に浮かれてて、 一方では暗い将来に絶望している。 こんな人たちが同じフロアで 同じ仕事をしているギャップが笑えた。 でも、O氏もそうだけど、 社会経験が浅い人(10年以下)が こんな話を聞いたら、絶望して、 目の前の仕事や生活にも 支障があるんじゃないか、、 と思った。 なのでちょっと励まそうと思うw 正直なところ、おれだって こんな話を聞いたら凹む。 でも、凹んでも、ブルーになっても、 環境は、社会情勢は変わらない。 おれらの人生だって変わらない。 だから、どんな辛い状況になろうとも、 どうせなら笑って過ごそう、 と言う思いがある。 ベーシックスの 「遊び心を加える」ってのは、 そんな想いからも来ている。 そして、どう考えても、 われわれが日本に生まれたのは、 超超超ラッキーなのだ。 多分、米国よりも 日本に生まれた方がラッキーだと思う。 – メシは旨い。 – 水は綺麗。 – 差別もない。 – 格差もない。 – 怪我や病気になっても病院行ける。 こないだ、あるクライアントの話を聞いて、 おれ自身改めてそう思った。 その人が行く国では、 紛争が絶えず起きてて、そこでは、 マフィアみたいなヤツが 「殺すぞ」と脅してくる。 (実際、殺される。 人の命の重さが日本とはまるで違う。) で、そのマフィアを手なずけて 子分みたいにしたそう。 (説得してボディガードにしたらしい、 スゴすぎ。) そしたら、そのマフィアも、 こんな仕事はやりたくないんだと。 ホントは真っ当な仕事について 親孝行したい。 けれども仕事がない。 だから仕方なく、 マフィアになっていると… (ボディガードとして雇うと オファーしたところ、 「本当に日本の企業が おれを雇ってくれるのか!」と驚き、 喜んでいたそう。 そして、母親から電話で、 「日本の会社が息子を雇ってくれたって 本当かい?? ありがとう、ありがとう」 と泣いてお礼があったそうな。 それくらい真っ当な人生を 歩むことは難しい。) そんな話がいくらでも あるもんだから、、、 「日本に生まれて 本当に超ラッキーだな」 と思った。 そんな事を知れば、将来、 日本が経済成長できないなんて話は、 大した話じゃねーんじゃないか、、、 という見方もできる。 (もちろん、 そんな単純な話じゃないのも 分かっている。 しかし、あまりに一方的に 悪いように考えるのもどうか。) これから環境が悪くなるかもしれない。 (ならないかもしれない。) けれど、結局、 自分たち一人一人ができることは、 目の前の事に全力を尽くすことしかない。 がんばるしかない! ぶっちゃけた話、 みんなはハードワーカーで頭も良い、 なので、不況や経済規模が 縮小したとしても、 上位の方にいるだろう。 だから、生活はほとんど変わらないと思う。 (それにウチの事業は不況に強いらしい。 リーマンショックの時も 影響はほぼゼロだった。) でも、日本全体で考えれば、 中流だった人たちが落ちていく という風になるかもしれない。 だから、そうならないように、 自分たちに何ができるかを 考えないといけない。 幸い、優秀な経済学者や 国際政治学者の意見を、 われわれはたくさん知っている。 それに、世界最高レベルの ダイレクトマーケティングの情報を たくさん知っている。 そういった情報を元に、自分たちが今、 何ができるかを考えないといけない。 将来に絶望するんじゃなく、 将来を創りあげていかないといけない。 それは政治の力、 個人の力など何の意味もない、、 などと思ってはいけない。 過去に世界を変えた人、 日本を支えた人はみんな 「個人の力」を発揮したわけだから。 個人が組織に影響を与え、 組織が社会を変えてきた。 ドラッカーは 個人が組織を動かすスキルの事を マネジメントと呼んで体系化した。 大切なことは、全ては、 たった一人の個人から始まる、 個人の意志、個人の決意、個人の行動 から始まるということ。 東日本大震災でも、 「また再建しましょう!」と言ってた 爺さんをテレビで見た。 あんな何もかも失った状態で そんな事を明るく言える爺さんは、 さすがに人生経験あるなーと思った。 何回ぼろぼろになっても、 不死鳥のごとく蘇るのが、 日本ってもん。 経済環境が悪くなるなら、 それ以上に生産性を上げて、 そのマイナスをカバーして プラスにもっていくくらいの 気持ちがないと。 ちょっと前に世界一のヘッジファンドを 一代で作った、レイダリオのビデオを見た。 このビデオの中で、 経済を安定的に成長させるために、 長期的に最も重要なのは、 「生産性を向上させること」だそう。 ま、当然っちゃー当然なのかも しれないけど… もし、「生産性を上げる」というなら、 ウチがやっている教育事業は、 まさにそれじゃないか。 デジタル技術で生産性が上がるというのも もちろんあるけど、 長期的に最もインパクトがあるのは、 教育、知識じゃないだろうか。 現実には今はまだ何も起きてない。 悪くなってもいない。 戦争や関東大震災のような 大惨事の中にいるわけじゃない。 めちゃめちゃ恵まれた 裕福な環境にいるのが現実だ。 ( 敗戦が70年前なんだから 一生生きてたら一回くらいは 大惨事に遭うだろう。) だから、これを悪くしないように、 必死にがんばろう。 あきらめたら、そこで終わりだ。
————————————————————————————————- このコンテンツはダイレクト出版の社員に向けて書かれたものです。 ————————————————————————————————- From: 小川忠洋 先週、何人かの人と議論をしてて、 気づいたことがあるので みんなにもシェアしようと思う。 議論の内容は全員違うんだけど、 おれが言った事は全員に対して 同じ内容だった。 『もっと考えて』 というのも、みんな 「これこれこういう問題があるから、 こうした方がいい」 という内容だったんだけど、 どれも論理的でないような感じがした。 なので、目の前の現象に 振り回されているように感じた。 と言うのも、 目の前で良くない事が起きた。 だから、この良くない事を止めるために こういう施策を打とう! と言うのは、確かに一見まともで 良い判断のような気がする。 しかし、その目の前の良くない現象を 止める施策を打ったら、 今度は、逆にその施策が原因で 別のよくない事が起きる。 打った施策によって、 別の問題が発生する。 起きてる現象は、 いろんな因果が複雑にからみあって 表面化したもの。 だから、ホントはその因果を解きほぐし、 何が本当の原因、真因なのかを突き止めて、 それをアタックしなければいけない。 ※ ちなみに、おれが経験した 皮膚科の診療もこれと全く同じ。 表面的に出てきた症状に対して、 薬を塗れば、免疫が抑制されて その症状は消える。 でも、その症状が出たのは 原因があるはずで、 その原因は消えてない。 だから、しばらくするとまた症状が出る。 あるいは別の場所にその症状が出る。 それを薬で常に抑えていると、 今度は薬の副作用やらで苦しむ。 原因を叩かなければ、 症状は一時的には消えても、 恒常的には良くならない。 やぶ医者は、その表面的な症状だけを 抑えるために、スグに薬を出す。 その症状の原因なんてわかんないし、 多分、分かんなくてもいいと 思ってるんじゃないかな。 症状が消えれば成功だと。 だから、皮膚科では 3分診療なんて言われてて、 3時間待って、診察3分で終わり というような事が多い。 3分で原因分かるわけねーだろ! と、今振り返ると思う。 (当時は何の疑問も持ってなかったが。) しかし、3分で症状を抑える薬は分かる。 (だって全部一緒だから。) なので3分診療でも、症状は抑えられる。 何の話をしてんねん!? と思うかもしれないが、 冒頭の話とつながっている。 『もっと考えて』と言ったのは、 どの話も「3分診療」に思えたからだ。 問題は、常に真因まで考えて、 それをアタックするように しなければいけない。 じゃないと、どれだけ手数を増やしても、 同じような問題は、あちこちで起きて 火消しに追われるだけになる。 火元を消さないと。 真因まで考えるということは、 起きてる現象・事実(病気の症状)を基に、 何が原因なのか?と問い続けること。 だいたいみんなは頭がいいし、 現場の情報にも精通しているから、 直感的に分かる事が多いと思う。 「こうすべきだ!」という答えが 直感的に分かる。 だからそれを、実行したいという 気持ちになる。 でも、それをそのまま実行してたら 考えた事にはならないよ。 直感に基づいて行動してて成功するなら、 ビジネスは誰がやっても大成功する って事になる(笑)。 ~ ちなみにビジネスは 大抵直感に反することを実行することが 成功への道だというケースがほとんど ~ たとえ直感が実際に正しかったとしても、 その直感を論理的に説明できるように、 考えないといけない。 最初の答えに囚われる。 問題について考えている当事者としては、 どうしても一旦、「答え」が見つかると、 それに飛びついてしまう。 そして、その「答え」が正しいという 証拠を集めるようになる。 (これを確証バイアスという。) そんな時に、当事者じゃない人から、 「本当にそうなの?」 「別の視点もあるんじゃないの?」 と言われることは、 とっても価値あることだよね? ところが、人間、これもまた 受け入れるのが難しい。 自分の意見を否定されたと思って 感情的に反応しちゃう。 これはチンパンジーの時代から、 人間の脳に刻まれた感情反応だから、 誰だってそうなっちゃう。 仕方ないっちゃーしかたない。 チンパンジーが攻撃されたと思って、 反撃しようとするわけね。 (あるいはその場から逃げようとする。) でも、これを仕方ないで終わらせたら ダメだよね(笑)。 人間にしかできない 論理的に考える、議論するという事が、 できるようにならないと。 つまりは、こういった感情を制御して、 より良い答えを出せるように 協力しないといけない。 ちなみに幸い、 先週、議論した人たちは みんな大人だったので、 ほぼ全ての意見は 対立していたにもかかわらず、 感情的になることはなかった。 むしろ、さんざん 対立した意見を言い合った後に 「こういう議論ができるのって いいですよね~」 って言う人もいるくらい。 おれもそう思う。 良い議論ができると、 なんかテニスとか、 スポーツで対戦して 試合が終わった後のような良さがある。 反対意見をぶつけあう事で、 そこから出てくる答えは、 より強固で洗練されたものになる。 つまりは、お互い 別の方向を見ている状態でも、 より良い答えを作ろうと、 協力しているわけだ。 問題があったら、 常に、それについて「診断」して考えて、 本当の原因、真因を追求しよう。 その考える行為を 一人でやりきる意味はない。 上司や同僚、部下などと 一緒に議論しながら進めよう。 その方が、より良い答えにたどり着く。 そして、論理力を磨き、 自分の感情制御をできるようにして、 議論する力を高めよう。