INTERVIEW
広告運用も、届けているコンテンツも、
成長に貪欲な環境も、
何もかもが刺激的!
仕事を楽しめる要素が揃ってる
- 清水仁美
- フィットネス部門
INTERVIEW
私は以前、半導体を専門に扱う外資系商社で営業職として働いていました。英語が得意なのでそれを活かせると思ったのと、最近では台湾など他のアジア諸国に押され気味ではあるものの、半導体は日本のお家芸なので、仕事を通じて日本と海外の橋渡しができると考えたからです。日本企業のように勤続年数で序列が上がっていくのではなく、個人の能力で評価されるところにも魅力を感じていました。
外資系の企業って、転職ありきでキャリアのステップアップを考えることが多いんですね。私の周囲の人たちもみんなそう。一社に長く留まる人は珍しくて、転職することで前職からのポジションアップを目指すんです。
私も30歳を超えたころから、次はどうしようかなと考えるようになりました。じつは、「商社」というビジネス形態にちょっと不満も出てきていたのです。商社というのは、売りたい人と買いたい人の仲介をするビジネスです。つまり、誰かが作った商品を仕入れ、それを買いたい人に販売する。
自社で作っているわけではないので、商品に対する権限は当然ありません。また商品の価値というよりは、いかに値段を下げられるかということのほうが重視されがちです。さらには扱っているのが半導体なので、自分が売りたいと思う人に売れないケースまで発生する……。たとえばオリンピックが開催されたり自動車産業が活況だとなれば、自分のお客様よりもそちらを優先しなくてはいけません。そんな状況に不自由さを感じていたのです。
じつは、前職では有能な人は「営業のセンスがある」と表現されるだけで、どうしたらそのセンスを身に付けられるのか、どうしたら他の人間でも同じように売れるのかは誰も説明できなかったのです。自分をもっと成長させたいと思っても、その方法論は曖昧なまま。なので、せっかく異業種に行くなら、そういう会社がいいと思っていたのです。ところが、そんな会社は探しても探しても見つからない……。自社でモノ作りから販売までを手がけている企業は山ほどありますが、「売る力」を持っているかというとかなりアヤシイ。随分と探しましたが、これまでのキャリアをリセットしてでも行きたいと思える会社には出会えませんでした。
結局、「もう同じような業界でステップアップを目指す? いやここは妥協せずに、これぞと思える会社を探し続けるべき?」と、悩みのループが続く(笑)。転職しようと思いつつも、身動きがとれない状況が続いていました。
そんなある日、長らく連絡もとっていなかった元同僚と、たまたま街ですれ違うという珍しい出来事が起こりました。「わあ、久しぶり! 元気だった?」と口々に言い合いながら、偶然の出会いを喜ぶ私たち。その後、食事に行った先で、彼女が今、ダイレクト出版で働いていることを聞いたのです。
ダイレクト出版という名前は初耳でしたが、私はその話を聞いてすごくいいなと思いました。自社でコンテンツを作って、それを販売しており、しかもマーケティングに特化した会社だというのです。まさに私が望んでいた「売る力」を持った会社です。唯一の不安は、会社のことも業界のことも、私にとっては未知の領域だったこと。最終的には彼女から「清水さんにはぴったりの会社だと思う」と太鼓判を押されたことが決め手になり、ようやく転職する踏ん切りがつきました。
就活生のみなさんに1つアドバイスをするとしたら、会社の風土やカルチャーが自分に合うかどうかは、就職するうえで非常に重要な要素になるということです。カルチャーが合わない会社に入ると、物事の進め方や考え方1つとってもストレスが生じることになり、いくらやりたい仕事であったとしても、あとあと確実に苦労します。反対にカルチャーが自分に合っている会社であれば、のびのびと仕事に取り組めるし、モチベーションも上がります。仕事の面白さは、その会社のカルチャーが自分に合っているかどうかも大いに影響するのです。
ダイレクト出版では、私のように社員の人から紹介してもらって入社に至る「リファラル採用」の人間も多いのですが、これはもともと知り合いであれば、ダイレクト出版という独特のカルチャーに合うかどうかを判断しやすいという側面があるからです。
とはいえ、社員に知り合いがいる人なんてごく一部。幸いにもダイレクト出版には『カルチャーブック』がありますから、自分との相性を占うガイドブックとしても活用できます。入社を考える人には、ぜひ本書の熟読をおすすめしておきます。
それにしても、あのときの偶然がなければ今ダイレクト出版に出会っていないと考えると、人生って不思議だな~と思います。
そんなわけでダイレクト出版に入社した私ですが、実際に働いて驚いたことが2つあります。1つはダイレクト・レスポンス・マーケティングの再現性が自分が思う以上に高かったこと。
私は営業職だったので、「売る」ことそのものはずっとやってきました。しかし、それは対面や電話での営業であり、広告を通して顔も知らない人々に販売するという経験ではありません。ですから、私が入社してまずおこなったのは、ダイレクト・レスポンス・マーケティングの知識をゼロから身に付けること。
実際のところ、対面で売るにしても、そうでないにしても、売れるときには何かしらのポイントがあるものです。でも、これまでは「営業のセンス」という曖昧な言葉が一人歩きして、その理由を明確に言語化することはできませんでした。
ところが、マーケティングの勉強をしていくと、「あのとき大きな商談がまとまったのは、これがポイントだったのか」「あのとき失敗したのはこれのせいだな」と、腑に落ちることがどんどん出てくるのです。まさに自分の体験と知識がどんどん紐付けられ、輪郭を与えられていく感じ。これには驚きました。
しかも、ダイレクト・レスポンス・マーケティングは効果が実証された方法なので、誰でも成果を出すことができ、どんな商品にも応用ができます。
もう1つ入社して驚いたのは、ダイレクト出版の意思決定のスピードの早さです。一般的に言って、日本企業と外資系企業なら外資系企業のほうがスピーディな印象があるでしょう。もちろん外資系であっても、決定権が外国の本社にあって、自分たちだけでは物事を進めることができなかったり、日本と海外の商習慣の違いが壁になったりすることはあります。でも何をするにも稟議が必要で、下手をすると稟議のための稟議が発生したりする日本企業よりは、だいぶん身軽に動けるのではないでしょうか。
ところがダイレクト出版は、合理性を重んじる外資系企業よりも、さらに意思決定のスピードが早いのです。「この施策をやってみたい」とマネージャーに話すと、それがすぐさま役員へと上げられ、その日のうちに返事が戻って来ることもしばしば。このスピード感には本当に驚かされました。
私が所属するフィットネス部門は2020年に新設されたばかりですが、部署が設立されたときもあっという間でした。多岐に渡るコンテンツを扱っているとはいえ、当時のダイレクト出版にとってフィットネスは未知の分野。でも、「よりよい人生のためにフィットネスの情報を必要とする人は今後も増え続けるよね」と結論付けられるや否や、新部門が誕生しました。フィットネスによって健康的に生きられれば、人生が豊かになりますからね。
そんなふうに物事がスピーディに進んでいくので、社員もそれに付いていくべく、随時、知識を更新し、仕事を工夫していかなくてはいけません。それが大変といえば大変ではありますが、私にとっては仕事の面白さの1つであり、自分を成長させてくれる要因にもなっています。
フィットネス部門はまだ立ち上がったばかりの若い部署なので、コンテンツの幅を広げるのはこれからで、今扱っているのは「ayayoga」というタイトルのヨガだけです。これはaya先生という方が提唱する解剖学に基づいたヨガで、身体の内側から働きかけることにフォーカスしています。aya先生は生徒数30万人以上、予約は3年待ち、生徒には長谷川京子さんなどの有名人もいるというカリスマ・ヨガクリエイター。私は、そのaya先生が提唱するayayogaのフロントエンド(顧客を呼び込むとっかかりになる商品)の広告チームのリーダーを担当しています。ayayogaを実践すると、まず骨格が整い、姿勢が改善したり、ウエストが引き締まったり、体重が落ちやすくなったりします。